DATE:2021.06 CATEGORY :BRANDING CLIENT :株式会社セイバン
ランドセルの機能価値を情緒的な世界観に置き換えた海外店舗での掲出用キーヴィジュアルの制作
今年で2期目を迎えられるセイバン様の中国での販売展開。ブランド認知だけではなく、ランドセルという商品カテゴリ自体の認知獲得もまだ必要であるという状況のもと、その両方を伝達するための店頭キーヴィジュアルの企画・制作を担当させていただきました。
用途や利用シーンなどの基本的な特徴をベースに、セイバンランドセルに備わった機能価値を「快適な学校生活の妨げとなる要因を取り除き、お子さまの健やかな成長を支える」という情緒価値に転換し、セイバンらしい世界観を構築。中国のランドセルへの理解度や価格に対する印象を考慮して、キッズデザインのトーンは控えめに、品質の高さを印象づけるイメージ形成を目指し、機能価値がもたらす「ストレスのない快適な」様子を、束縛から解放された「思い思いの浮遊感」で表現し、すべてのカットに取り入れることでテーマの統一感を図っています。
また、メインビジュアルでは、「お子さまとランドセルの出会いから始まり、友情や学習といった成長イベントに訪れる階段を登り、そして自立へ向けて飛び立とうとしていく」ストーリーを物語った画作りで、「6年間寄り添い、護り、お子さまの成長を支える」というランドセルの持つ本質的価値を印象的に表現しています。
制作したビジュアルは、店舗内のサイネージ掲出やクリエイティブ素材として各種広告制作に活用され、セイバン様の中国でのブランドイメージの確立と伝播を目指します。
今後もVogaroはセイバン様のブランディング活動に貢献してまいります。
Executive Producer : JUN SAKASHITA / Creative Director : SYUHEI SAWADA / Art Director : MAKIKO HORIUCHI / Photo direction : GIMMICKS PRODUCTION /